
更新日:2025-01-15
EMSトレーニングは、元々リハビリテーションで使用されていた手法でしたが、効率性の良さなどからフィットネス分野でも浸透し、活用されるようになりました。
EMSトレーニングの最大の特徴は、普段は意識しきれない深層の筋肉(インナーマッスル)を簡単に鍛えることが可能になる点です。
運動習慣がない方は、EMSトレーニングを活用して、筋肉の土台を作っていき、動ける身体作りを行うことが怪我のリスクも減らせるのでおすすめです。
EMSトレーニングでは、衰えた筋肉の引き締めや筋力向上、血流促進など、スポーツパフォーマンスや健康面においても様々な効果が期待できます。
今回は、EMSトレーニングの効果や自重トレーニングとの違い、EMSトレーニングの注意点について解説します。
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1.EMSトレーニングとは
EMS(Electrical Muscle Stimulation)トレーニングとは、電気刺激を利用して筋肉を収縮させ、トレーニングの効果を高める手法のことです。
EMSトレーニングは運動の補完として使用されることが多く、自ら身体を動かす運動と併用することで効率的なトレーニング効果を得ることが期待できます。
EMSトレーニングでは、電極が皮膚に取り付けられ、電気刺激が筋肉に送られます。この刺激により、神経系が筋肉を収縮させる信号を発生させます。
これにより、通常の運動では意識的に動かすことの難しい深層の筋肉(インナーマッスル)にまで刺激を与え、運動させることが可能になります。
元々リハビリテーションで使用されていた手法でしたが、効率性の良さなどからフィットネス分野でもEMSトレーニングが活用されるようになりました。
2.EMSトレーニングの特徴
EMSトレーニングの最大の特徴は、普段は意識しきれない部位の筋肉(インナーマッスル)を簡単に鍛えることが可能になる点です。
運動習慣のない方やトレーニングが苦手な方が、いきなり運動やトレーニングを始めるのは、怪我のリスクなどがあります。
EMSトレーニングを活用して、筋肉の土台を作っていき、動ける身体作りを行うことが怪我のリスクも減らせるのでおすすめです。
EMSトレーニングの特徴
- 自分では鍛えづらい部位を効率的に鍛える
- 時短トレーニングができる
- 補完的なトレーニングができる
- リハビリテーションの役割
- 個別にトレーニングレベルが調整できる
- 関節への負担が少ない
自分では鍛えづらい部位を効率的に鍛える
EMSは、電気刺激によって筋肉を収縮させるため、自身でのトレーニングでは難しい深層の筋肉や特定の部位に対しても効果的な刺激を与えることができます。
低周波のEMSマシンであれば、皮下数mm、中周波のEMSマシンであれば皮下2~3cm、高周波のEMSマシンであれば皮下15cm以上の深層の筋肉にアプローチすることが可能です。
時短トレーニングができる
EMSトレーニングの時間は通常、数十分から1時間未満が多く、繁忙なスケジュールを持つ人々にとっては魅力的なトレーニング方法となっています。
補完的なトレーニングができる
EMSは、自身での運動やトレーニングと併用されることが多いです。自身でのトレーニングが全体的な筋力や持久力の向上を促進するのに対して、EMSトレーニングでは特定の部位の筋力向上に焦点を当てることができます。
リハビリテーションの役割
EMSトレーニングは怪我や手術後のリハビリテーションにも使用されることがあります。
これは、EMSマシンによって筋肉の収縮を促進し、筋力の回復を支援する役割を果たします。
個別にトレーニングレベルが調整できる
EMSマシンは刺激の強さやパターンを個別に調整できるものが多いです。
これにより、使用者のレベルや目標や目的に合わせたトレーニングが可能です。
関節への負担が少ない
EMSトレーニングは、鍛えたい特定の部位の筋肉のみを動かすことができます。
自身の運動とは違い、関節を動かす必要がなく、身体への負担が少ないのが特徴です。そのため、関節に痛みや不具合を抱えていてもEMSトレーニングであれば、関節の状態を悪化させることなくトレーニングすることができるのです。
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3.EMSトレーニングの効果
EMSトレーニングの効果
- 筋力の向上
- 持久力の向上
- 筋肉の引き締め
- 神経の促通
- むくみの改善
- 冷えの改善
筋力の向上
EMSトレーニングは、電気刺激によって筋肉を収縮させるトレーニング方法のため、適切な使用で筋力の向上の効果が期待できます。
EMSが特定の筋肉の力を増加させるのに有益であるという研究結果もあるようです。
持久力の向上
EMSトレーニングは、筋肉の疲労耐性を向上させ、持久力アップや、疲れにくい身体作りの手助けをする効果が期待できます。
筋肉の引き締め
EMSトレーニングでは、普段あまり動かさない筋肉も鍛えることができます。
筋肉は衰えるとたるんでしまいますが、鍛えることで筋肉がピンと張る状態になり、筋肉の引き締まりが起こります。そのため、ボディラインの引き締め効果的が期待できます。
神経の促通
人間は脳からの電気信号で筋肉を動かします。しかし、加齢や運動不足により脳からの電気信号を受けとる運動神経が鈍感になり、自分の意思で筋肉を動かしづらくなってしまいます。
EMSを使用すると自身での運動よりも高回数の電気刺激を与えることが可能になり、運動神経への命令を通りやすくする効果が期待できます。神経の促通により筋肉を意識的に使えるよう変化していきます。
血流促進
EMSの電気刺激によって、微細な筋収縮を起こし、血流を促進させます。
血流が良くなることで血液の循環作用が良くなり、必要な栄養素や酸素の供給促進、老廃物の排出が促進されます。むくみの改善や冷えの改善が期待できます。
4.EMSトレーニングと自重トレーニングの違い
EMSトレーニングと自重トレーニングは、それぞれ異なるアプローチで筋力トレーニングを行いますので、どちらの方法が優れているかは、個人の目標や体力、好みによって変わります。
一般的には、EMSトレーニングと自重トレーニングを組み合わせることで、バランスの取れたトレーニングプログラムを構築します。
EMSトレーニング
①鍛えたい部位を鍛えられる
EMSは電気刺激を使って筋肉を収縮させるため、外部からの刺激が主要な要素となります。EMSトレーニングは、鍛えたい部位に集中的な刺激を与えることができます。
②誰でも効率的なトレーニングができる
EMSは通常、短時間で特定の部位に集中的な刺激を与えることができるため、時短トレーニングとして広く利用されています。
また、電気刺激によって筋肉が収縮するので、年齢関係なく誰でも効率的なトレーニングができます。
③マシンが必要
EMSトレーニングには専用のマシン必要です。使用するマシンによって効果性が変わってくることもあります。
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①体重を利用したトレーニング
自重トレーニングは、主に体重を利用して抵抗を作り出す方法です。プッシュアップ、スクワット、腹筋運動などがその例で、これらは、機器や道具の必要がありません。
②手軽にできるトレーニング
自重トレーニングは、器具を必要とせず、場所や時間に縛られずに手軽に行うことができます。ジムや専用の機器がなくても、自身の体重を使った有酸素運動や筋力トレーニングが可能です。
③鍛えづらい部位がある
自重トレーニングは怪我のリスクが少ない反面、鍛えにくい部位もあります。例えば、目で確認することのできないインナーマッスルなど。
間違ったフォームでトレーニングを行うと身体を痛める可能性があります。
5.EMSトレーニングの注意点
EMSトレーニングには注意するべき点や禁忌事項が存在します。
安全なEMSトレーニングを行うためにも、必ず確認しましょう。
健康状態の確認
EMSトレーニングを始める前に、健康状態を確認することが大切です。
特に心臓疾患や神経疾患、皮膚の問題などがある場合は、必ず医師に相談してからEMSトレーニングを始めましょう。
皮膚状態の確認
EMSの電極が直接皮膚に触れるため、皮膚の健康が重要です。敏感な皮膚や傷がある場合は、トレーニング前に保護措置を講じるか、医師に相談しましょう。
長期間の使用を避ける
長期間にわたってEMSトレーニングを継続する場合は、定期的な休息やトレーニング部位の変更が必要です。マシンごとに設定されている使用時間・頻度を守りましょう。
妊娠中は使用不可
妊娠中はEMSを使用することはできません。妊娠が判明した時点で使用を中断しましょう。
生理中の使用は控えた方が良い
EMSの電気刺激で子宮の筋肉を収縮させると、生理痛が悪化する可能性がありますので、腹部への使用は控えましょう。
二の腕や脚など腹部から遠い部位への使用は可能ですが、生理中は体調に変化が出やすいため注意が必要です。

監修:コアラボ編集部
この記事は、整骨院・サロン向けのトレーニング機器を販売する株式会社モン・スターズのコアラボ編集部が監修しており、わかりやすく役に立つ記事を目指しています。