EMSマシンと電磁パルスマシンは、どちらも筋肉を刺激して鍛えるためのマシンですが、技術や効果に違いがあります。
それぞれの違いや特徴、効果、導入のメリットについて詳しく見ていきましょう。
治療院・サロン向け業務用EMS「コアレライボ」のご紹介はこちら↓
1.EMSマシンと電磁パルスマシンの違い
EMSとは
EMSマシンは、電気的な刺激を使って筋肉を収縮させる機器です。
主にフィットネスやリハビリテーションの目的で使用され、筋力トレーニングや筋肉の回復をサポートします。
EMSは皮膚に貼ったパッドを通じて電気信号を送り、筋肉に直接作用します。これにより、通常のトレーニングでは鍛えにくい筋肉も刺激できるため、効率的な筋力アップが期待できます。
近年ではダイエット効果も期待されることから、家庭用フィットネス機器としても広く普及しています。
電磁パルスとは
電磁パルスマシンは、高強度の電磁波を利用し筋肉内部の運動神経に働きかけ、筋肉を刺激する機器です。
近年注目を集めているボディメイクや筋力強化、脂肪減少を目的とした機器です。
電磁パルスマシンは、主にエステサロンやクリニックなどで使用されることが多いです。
EMSと電磁パルスの違い
EMSマシンと電磁パルスマシンの最大の違いは、使用する技術と目的です。
EMSは筋肉を効果的に刺激し、フィットネスやリハビリテーションに最適です。
これに対し、電磁パルスマシンは深層の筋肉と脂肪にアプローチし、特に引き締めや脂肪減少を目指す人に適しています。
また、コストや使い勝手でも違いがあります。
EMSマシンは比較的手頃な価格の家庭用マシンが購入できるのに対し、電磁パルスマシンは高額であり、専門の施設でしか利用できないことが多いです。
このため、日常的に使用したい場合はEMSマシンが、より集中的にボディメイクを目指す場合は電磁パルスマシンが適していると言えるでしょう。
施術方法の違い
EMSマシンに付属する電極パッドを刺激したい筋肉へ適切に配置します。パッドは筋肉に密着させる必要があり、装着位置がずれていると効果が現れにくくなるため、正確に貼り付ける必要があります。
最初は筋肉の収縮が感じられる強度に調整し、慣れてきたら強度を上げるとより効果を高めることができます。
電磁パルスマシンの場合、対象部位に電磁場を発生させるハンドピースをセットしマシンを稼働させます。電磁波は皮膚や脂肪層を通過し、筋肉の深層まで届くことで、筋肉の収縮を引き起こします。施術中は、軽い振動や収縮感を感じることがありますが、痛みを伴うことはほとんどありません。
また、施術を受ける時は、金属製品やアクセサリーは取り外す必要があります。
施術部位の違い
電磁パルスはアプリケーターと呼ばれる電磁場を発生させるハンドピースを使用しますが、サイズが大きいものが一般的なため二の腕やふくらはぎなどの細身の部位の施術が出来ない場合があります。
EMSは電極パッドを直接肌に付けて施術するため、小さいサイズの電極パッドなどを使用することで細身の部位の施術も可能です。機器によっては顔の施術も可能です。
それぞれの注意点
EMSマシンの使用頻度には注意が必要です。週に2〜3回の使用が推奨されていることが多く、連続して使用するのではなく必ず休息日を設けることが求められます。筋肉は休息によって成長するため、適度な休養がトレーニングの成果を高めます。
また、電極パッドの配置が不適切だと、施術効果が低下するだけでなく、火傷などの肌トラブルの原因にもなります。電極パッドの配置や貼り方には注意が必要です。
電磁パルスマシンもEMS同様、適切な使用頻度を守ることが重要です。週に2〜3回の施術が一般的ですが、施術間には必ず休息日を設け、筋肉が十分に回復する時間を与えましょう。過度な使用は筋肉に過負荷をかけ、疲労や損傷のリスクを高める可能性があります。
また、電磁パルスマシンは高い専門性を要するデバイスであり、適切な知識を持った専門家の指導の下で使用することが重要です。誤った使い方や不適切な設定での施術は、期待する効果を得られないばかりか、逆に健康被害を引き起こすリスクがあります。
施術前にマシンの使用方法や注意点をしっかりと理解し、疑問点があれば必ず専門家に相談しましょう。
2.EMSマシンと電磁パルスマシンの仕組み
通電の仕組み
EMS
EMSマシンでは、電気刺激を使って筋肉を直接刺激します。EMSマシンの電極パッドを筋肉に装着し、そこから低周波~高周波の電流が流れます。
通常、脳からの指令が神経を通じて筋肉に送られ収縮が起こります。神経に作用して筋肉を収縮させる信号をEMSマシンの外部刺激(電気刺激)で再現しています。
電磁パルス
電磁パルスマシンは、高強度の焦点性電磁波を使用して、筋肉の深層に働きかけます。
電磁パルスが体内に入ると、電磁場が筋肉の奥深くまで浸透し、神経を介さずに直接筋繊維を収縮させます。
通電の深さ
EMS
EMSは主に低周波、中周波、高周波の3つの周波数帯に分類されており、この周波数帯によって通電の深さや効果などが変わってきます。
低周波は皮下数mm、中周波は皮下2~3cm、高周波は皮下15cmほどの深さまで到達します。
電磁パルス
電磁パルスは強力な磁場を利用して筋肉内部の運動神経に働きかけ、皮下約7~10cmの深さまで到達します。
3.EMSマシンと電磁パルスマシンの効果
EMSと電磁パルスは、いずれも筋肉に刺激を与えることができる機器です。
特に効果が現れやすい部位としては、腹部や腰回り、太ももなどの大きな筋肉群が挙げられます。また、インナーマッスルにも深く作用するため、姿勢改善や体幹強化にも効果的です。
EMSの効果
EMSマシンは、筋肉を強制的に収縮させることで、筋力の向上やトーニングをサポートします。
普段は意識しきれない部位の筋肉を動かすことが可能なので、筋力強化やたるんだボディラインの引き締め、血流促進、可動域拡大の効果が期待できます。
また、自身の運動とは違い関節を動かす必要がないため、身体への負担が少ないのが特徴です。関節に痛みや不具合を抱えている方でも運動効果を得ることができます。
電磁パルスの効果
電磁パルスマシンは、筋肉の深層まで刺激を与えるため、強力な筋力強化が期待できます。特に、腹筋や臀部などの大きな筋肉群に対して有効で、短期間での引き締めや筋肥大が可能です。
また、電磁パルスは脂肪細胞にも影響を与え、脂肪の分解を促進します。これにより、筋力強化と同時に脂肪減少を目指すことができるため、ボディメイクやシェイプアップを目指す人々に人気があります。
4.EMSマシンと電磁パルスマシンを導入するメリット
スタッフによっての効果の違いを防止できる
EMSや電磁パルスの操作には特別な技術は必要ありません。施術のほとんどをマシンが行うため、スタッフの技術や熟練度によってサービスの質がばらつく心配がありません。
幅広い人に使える
近年では痩身需要だけではなく、身体の健康維持や予防のニーズが高まりつつあります。
EMSや電磁パルスの筋肉への作用により、「手軽に」「楽に」「少ない負荷で」運動効果を得ることができるので、あらゆる年代やニーズの方に提供することができます。
手技と併用で相乗効果が期待できる
EMSや電磁パルスは、手技ではアプローチできない深部の筋肉にアプローチできるため、手技のみの施術よりも、さらなる痩身効果と持続性が期待できます。
5.おすすめのEMSマシンのご紹介
整骨院やサロン向けに開発された業務用EMS「コアレライボ」
コアレライボの特徴
- 通電時の皮膚のピリピリ感を軽減
- 強力な筋収縮運動
- 4部位同時施術または2人同時施術が可能
- EMS波形にハイボルテージを追加し、治療的な活用も可能
- 皮下15cmの深さまで到達
- トレーニングはもちろん、フェイシャルやリラクゼーションにも使える
- リモコンを使えば、施術中のボリューム調整をお客様自身で操作できる
皮膚刺激は優しく、筋肉へは強力に
広域変調波EMS「コアレ ライボ」
EMS波形にハイボルテージを加えたことによりEMSの機能をより強力にパワーアップ。「皮膚刺激の軽減」「筋収縮力の強化」「収縮範囲の拡大」が強化されたことで、従来のEMSでは物足りなくなっているお客様もご満足いただける仕上がりになりました。
リモコン機能を取り入れたことで、施術中の出力調整をお客様ご自身で行ってもらうことが可能になり、施術者の手間も削減します。
6.まとめ
監修:コアラボ編集部
この記事は、整骨院・サロン向けのトレーニング機器を販売する株式会社モン・スターズのコアラボ編集部が監修しており、わかりやすく役に立つ記事を目指しています。