
更新日:2025-04-08
EMSの施術を行っているとき、弱い出力でも反応がある人・出力を高く上げないと反応してくれない人がいて、困った経験はありませんか?
機器がおかしい?故障?と思う人もいるかと思いますが、これは、機器がおかしいわけでもなく、故障でもありません。
実は、人によって通電の効率が変わってくるのです。
通電効率が良い人は出力を少し上げただけで反応がありますし、通電効率が悪い人は出力を上げていかないと反応しません。
今回は、EMSの通電効率が良い人、良くない人の特徴と傾向をご紹介します。
治療院・サロン向け業務用EMS「コアレライボ」のご紹介はこちら↓
1.EMSの通電効率が良い人の特徴
脂肪層が薄い人
脂肪は電気を通さない性質です。
邪魔をする脂肪が少なく、脂肪層が薄い人はEMSの通電効率が良いです。
運動を自分でしている人
筋肉は脳からの電気信号を運動神経が受け取ることによって動きます。
EMSの電気はこの脳からの電気信号の代わりとなる電気を運動神経に与えて筋肉を動かします。
自分で運動をしている人は運動神経の促通が良いため、通電効率も良いです。
体内の水分量が多い人
水分は電気を通しやすくする導電性が高いです。
体内の水分量が多い人だと当然、通電効率も良くなります。
普段、通電が良い人でも、冬の時期は乾燥で通電が悪くなることもあります。
冬の時期は特に水分摂取・皮膚の保湿を心がけるようにしましょう。
体内に流れている正確な電流量を見ることが可能な
業務用EMS「コアレライボ」
EMS波形にハイボルテージを加えたことによりEMSの機能がより強力にパワーアップしたコアレライボ。
「皮膚刺激の軽減」「筋収縮力の強化」「収縮範囲の拡大」が強化されたことで、従来のEMSでは物足りなくなっているお客様もご満足いただける仕上がりになりました。
リモコン機能を取り入れたことで、施術中の出力調整をお客様ご自身で行ってもらうことが可能になり、施術者の手間も削減します。
2.EMSの通電効率が良くない人の特徴
脂肪層が厚い人
脂肪は電気を通さない性質です。
邪魔をする脂肪が多く、脂肪層が厚い人は、EMSの通電効率が悪くなります。
そのため、レベルを上げていても電流量(mA)が上がりにくくなってしまいます。
自分で運動をしていない人
自分で運動をしていない人は、加齢や筋力低下によって神経促通が悪くなってしまいます。
運動神経が鈍感になっているため、EMSの電気刺激を与えても電流量(mA)が上がりにくいです。
体内の水分量が少ない人
水分は電気を通しやすくする導電性が高いです。
体内の水分量が少ないと導電性が悪くなってしまうため、通電効率が悪くなってしまいます。
加齢や乾燥肌の人、水分摂取が少ない人は水分量が少なくなるため、電流量(mA)が上がりにくいです。
EMS施術の前日に皮膚の保湿ケア行っていただくと、通電効率が上げるだけでなく、皮膚へのダメージを少なくすることもできます。
3.EMSの禁忌事項
次に当てはまる方や、次の部位にはEMSのご使用はできません。
- ペースメーカー等、体内植込医療用電子機器をお使いの方
- 心電図等、装着型医療用電子機器をお使いの方
- 妊娠中の方
- 生理中の方(腹部を避ける)
- 38度以上の熱のある方
- 悪性腫瘍のある方
- 疼痛(急性)のある方
- 心臓疾患のある方
- 伝染疾患のある方
- 皮膚に異常のある方
- 刺青(タトゥー)を入れている部位
- 紫斑病等で内出血しやすい方
- 骨粗鬆症などで骨折しやすい方
- その他医師の診断を受けている方
- 身体に異常を感じている方
- 医師に使用を控えるべきと判断された方
4.まとめ
EMSの通電が良い人 | EMSの通電が悪い人 |
---|---|
脂肪層が薄い人 | 脂肪層が厚い人 |
日頃、自分で運動をしている人 | 日頃、自分で運動をしていない人 |
体内の水分量が多い人 | 体内の水分量が少ない人 |
今回は、EMSの通電効率が良い人・良くない人の特徴をご紹介しました。
必ずしも、この特徴が当てはまるわけではありません。「運動はしているけど、脂肪層が厚い」というように、特徴が重なる人もいます。
この様な傾向が出やすいという程度に考えてもらうと良いかと思います。
EMSの通電効率は人によってさまざまなため、同じレベルで施術をしていても体内に流れている電流量(mA)は当然異なってきます。

監修:コアラボ編集部
この記事は、整骨院・サロン向けのトレーニング機器を販売する株式会社モン・スターズのコアラボ編集部が監修しており、わかりやすく役に立つ記事を目指しています。