
更新日:2024-05-31
最近は、保険診療の他に自費診療に取り組んでいる整骨院が多くを占めています。
整骨院では、マッサージやストレッチ、骨盤矯正、運動療法、鍼灸療法、電気治療、テーピングなどが一般的な自費診療として取り入れられています。
整骨院での自費診療の相場や、整骨院経営において自費診療に取り組むメリットや注意点などをご紹介します。
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1.自費診療とは?
自費診療とは、患者が医療保険ではなく、医療保険でカバーされない治療や特定のサービスを受けるために、自分自身で費用を負担して施術を受ける形態の治療を指します。
整骨院では、マッサージやストレッチ、骨盤矯正、運動療法、鍼灸療法、電気治療、テーピングなどが一般的な自費診療として取り入れられています。
最近では、個性的な自費診療を取り入れている整骨院もあり、ダイエットやトレーニング、美容メニューなどの提供も増えてきています。
2.自費診療と保険診療の違いは?
自費診療と保険診療では、治療を受ける際の費用の負担や、適用範囲などにおいて違いがあります。
整骨院においては、骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷のような怪我による急な痛みに対しての治療に保険が適用されます。
自費診療
- 費用の支払い:患者が全額負担。
- 適用範囲:医療保険対象外の治療や施術・サービスが含まれる。予防的な治療や美容目的の施術などが該当。
- 医師の処方箋:自費診療では、医師の診断や処方箋が必要ない場合がある。例えば、リラクゼーションや美容整形など。
保険診療
- 費用の支払い:国や自治体などが治療費を負担。患者が負担する治療費は全体の1~3割。残りの費用は医療保険がカバー。
- 適用範囲: 医療保険には特定の基準やガイドラインがあり、それに基づいて診療や治療が行われます。一般的には、医学的な必要性がある場合にカバーされます。
- 医師の処方箋:保険診療を受けるためには、医師の診断や処方箋が必要。これに基づいて治療が行われ、医療保険が適用される。
3.整骨院で自費診療が必要となるケース
治療法やサービスが医療保険でカバーされていない場合
一部の施術や治療法は医療保険の対象外であり、患者がその費用を自己負担する必要があります。
予防的なケアやリラックス効果を目的としたマッサージをする場合
多くの整骨院では、健康を維持するための予防的なケアや、ストレス緩和などを目的とした施術も提供しています。
これらが医療必要性に基づいていない場合、患者がその費用を自己負担する必要があります。
保険の範囲外の特定の検査や機器の使用
特定の検査や治療には高額な機器や設備が必要であり、これらが医療保険の範囲外にある場合、患者がその費用を自己負担する必要があります。
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4.整骨院での自費診療の相場は?
整骨院の自費診療の費用は、地域や施術者、施術内容、提供されるサービスによって価格が異なります。
具体的な料金については事前に問い合わせや施術前のカウンセリングで確認することが重要です。また、医療保険が適用される治療との違いにも注意が必要です。
整骨院で提供される自費診療の相場の一例
マッサージ
マッサージの価格は、1回数千円から1万円以上までと、種類や施術者の経験によっても価格が変わります。
リラクゼーションが目的の自費施術の場合は、10分1,000円を基準に料金設定されている傾向にあります。
鍼灸療法
鍼灸の価格は一般的に1回5,000円から1万円程度です。
鍼灸師の経験や地域によって価格が変動します。
電気治療
一般的な電気治療は、1回あたり数千円から1万円程度です。
筋力強化でよく使用されるEMSを使用した施術の場合、1回2,000円から3,000円を基準に料金設定されている傾向にあります。
運動療法やストレッチ指導
運動療法やストレッチ指導の1回あたりの価格は1,000円から5,000円程度です。
施術者の指導内容や時間によって価格が変動します。
一般的な自費診療の相場の一例をご紹介しました。
これらはあくまで一般的な相場の目安であり、実際の料金は施術を提供する整骨院によって異なります。具体的な料金については各整骨院に問い合わせください。
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→整骨院でできる自費メニュー5選。導入費用や施術単価は?5.整骨院が自費診療に取り組むメリットや注意点は?
整骨院で自費診療に取り組むメリット
整骨院が自費診療を取り入れる最大のメリットは、保険診療では扱えない施術が可能になるので、施術の幅が広がることといえるでしょう。
保険診療ではカバーできなかった症状に対して、様々なアプローチができるようになります。
そして、自費診療は、価格を自分で設定することができます。
客単価を上げることができれば、患者数が少なくても利益を上げることが可能です。
さらに自費診療では、保険証の提示が必要ないため、毎月の保険請求が不要になります。
月末のレセプト作業は柔道整復師にとって大きな負担であり、外部に依頼するとなればその分、また余計な費用が掛かります。
自費診療なら、そのような煩雑な手続きが必要ないのもメリットといえるでしょう。
整骨院で自費診療に取り組む時の注意点
自費診療になると保険診療と比べ、治療や施術にかかる費用が高額になりやすいです。
患者様に対する説得力や説明力がより求められることになります。
新たに自費診療に取り組む際は、自院のターゲットに合った施術なのか、実際の既存患者様にアンケートを取ってみても良いでしょう。
また、競合に似たような自費診療がある場合は、周辺地域の競合店のリサーチもしましょう。多店舗と差別化ができるのか、適正な料金設定なのか。などを見極めることが大切です。
6.整骨院が自費診療を成功させるためのコツは?
患者様にとって必要な施術と思ってもらう仕掛けが必要
整骨院のホームページなどを見ていると、「初回〇〇〇円」などのセールスはできていても、「この施術があなたにとって必要です」と上手くアピールしきれていない院があります。
よくある「初回〇〇〇円」や「当院ではこんな施術を行っています」というのはセールスにあたります。
マーケティングとは、売り込みをしなくても、患者様の方から「この先生に見てもらいたい」と思える状況を作ることです。
マーケティングというと難しく感じてしまいますが、1番簡単に取り組めるマーケティングとしては、既存の患者様に口コミを書いてもらうことです。
リアルな声の方が、同じ悩みを持つ方にとって、必要性が伝わりやすく効果的です。
7.まとめ
今回は、自費診療の概要や整骨院経営において自費診療に取り組むメリットや注意点などについてご紹介しました。
自費診療は保険診療より費用はかかってしまうものの、保険診療では扱えない施術が可能になるので、体の状態に合った施術の幅ができるようになります。
初めての自費診療としてEMSを選ばれる整骨院様も多いです。
痛みや姿勢改善などとEMSによるインナーマッスルトレーニングが結び付けやすく患者様に提案しやすいため、比較的運用イメージがしやすいというお声を多くいただいております。
EMS導入をお考えの方は、専門トレーナーの長期サポートが強みの株式会社モン・スターズの「コアレライボ」を是非ご検討してみてはいかがでしょうか。

監修:コアラボ編集部
この記事は、整骨院・サロン向けのトレーニング機器を販売する株式会社モン・スターズのコアラボ編集部が監修しており、わかりやすく役に立つ記事を目指しています。